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ユースケース公開ガイド

本セクションでは、Pontus-X データスペースエコシステムのデータ・AI・ソフトウェア提供者に向けて、Pontus-X 開発ネットおよびテストネットへユースケースを公開する手順を解説します。

前提条件

Pontus-X データスペースエコシステムにオンボーディング済みの参加者として、Pontus-X データスペースエコシステム とやり取りするために必要なネットワークトークンと決済トークンを保有していることを確認してください。トークンが必要な場合、あるいはまだ受け取っていない場合は、Pontus-X フォーセット から無償で取得できます。

まだ Pontus-X データスペースエコシステムにオンボーディングしていない場合は、deltaDAO のファストトラックオンボーディングアプリケーション から直接登録できます。

公開の手順

Pontus-X テストネット/開発ネットへのユースケース公開には、主に 2 つの方法があります。portal.pontus-x.eu で利用できる Pontus-X ポータル(およびその他の Pontus-X データスペースエコシステムのポータル)を使う方法と、包括的な TypeScript 製データエコノミーツールキットである Nautilus を使う方法です。以下では、それぞれの方法を順に解説します。

公開手順:Pontus-X ポータルを使う場合

1. ウォレットに接続する

ファストトラックオンボーディングアプリケーション で作成した組織の自動化ウォレット、またはオンボーディング済みのウォレットを MetaMask 経由で使って、ポータルに接続します。自動化ウォレットを併用すると、公開作業中に手動でトランザクションへ署名する必要がなくなるため推奨されます。

Portal Wallet Connect

2. Pontus-X テストネットに接続する

表示されているウォレットアドレスにカーソルを合わせ、「Add Pontus-X Testnet」をクリックして、MetaMask の 2 件のトランザクションを承認します。

Portal Network Connect

3. サービスアセットの公開を開始する

  1. 「Publish」をクリックします。
  2. メタデータを入力します。
    • アセット種別:「Dataset」または「Algorithm」を選択します。
    • タイトル:4 文字以上で入力します。
    • 説明:10 文字以上で入力します。
    • (任意)Gaia-X のサービスクレデンシャルをアップロードし、タグを設定します。
    • (アルゴリズムの場合)Docker イメージを指定します。
  3. 利用規約に同意します。
  4. 「Continue」をクリックします。

Start Publishing Process

4. アクセス情報を定義する

  1. アクセス種別として「Download」または「Compute」を選びます。
  2. Provider の URL を選択します(自前の Provider を構築している場合に関係します)。既定では deltaDAO の Provider が設定されています。
  3. ファイル情報を入力し、「Submit」をクリックします。
    • 注: 提供されるのはアクセス情報のみで、ファイル自体が Pontus-X へ転送されることはありません。対応しているデータソースについてはこちら を参照してください。
  4. (任意)サンプルファイルを指定し、「Validate」をクリックします。
  5. タイムアウト期間を選びます。これは、購入者が初回購入後どれだけの期間アセットをダウンロードできるかを定めるものです。
  6. (任意)ユーザー定義パラメータを指定し、参加者の許可リストや拒否リストを設定します(設定しない場合は、こちら に掲載されたオンボーディング済み参加者全員がアクセスできます)。ライセンスを指定し、アセット固有の利用規約へのリンクを追加します。
  7. 「Continue」をクリックします。

Portal Define Access Information

5. 価格情報を定義する

  1. 価格を設定するか、無償で提供する場合は「Free」を選びます。
  2. 「Continue」をクリックします。
注:
  • Pontus-X テストネットはステージング環境であるため、実際の金銭のやり取りは発生しません。交換されるのはテスト用トークンのみです。

6. 送信を完了する

  1. 「Submit」をクリックします。
  2. MetaMask でトランザクションに署名する場合は、要求されたトランザクションを承認します。

7. Compute-to-Data のユースケース

先に公開したデータアセットのデータソース上で計算を許可(許可リストに登録)するため、アルゴリズムのアセットについても同じ手順を繰り返します。

8. Compute-to-Data のユースケース:アルゴリズムアセットを許可リストに登録する

  1. 「Catalogue」をクリックし、先ほど公開したデータアセットを選びます。 Portal Catalogue

  2. 「Edit Asset」をクリックします。 Portal Catalogue

  3. 「Edit Compute Settings」をクリックし、先に公開したアルゴリズムアセットを許可リストに設定します。 Portal Catalogue

  4. 「Submit」をクリックします。

公開手順:Nautilus を使う場合

Nautilus の概要

Nautilus は、OceanEnterprise エコシステムでの開発体験を簡潔かつ円滑にするために設計された、開発者向けの TypeScript ライブラリです。メタデータの設定、価格体系の定義、アクセス制御の管理といった、時間がかかり間違いも起きやすい作業の課題に対処します。

主な特徴:
  • ビルダーパターン: データエコノミーのアセットとサービスの設定を簡潔にし、可読性・保守性・柔軟性を高めます。
  • 機能の網羅: データアセットとサービスを管理し、公開・編集の機能を備え、OceanEnterprise の Compute-to-Data 機能を活用できます。
  • 計算ジョブの円滑な実行: 開発環境の中から計算ジョブを開始・監視し、結果を取得できます。

公開手順の詳細については、Nautilus のドキュメント公開に関するセクション を参照してください。

注:
  • Nautilus のインストール方法は GitHub リポジトリ を参照してください。
  • 手早く試せるコード例は nautilus-examples リポジトリ にあります。
  • インストール後、.env ファイルの NETWORK を Pontus-X テストネット用(pontusxtestnet)に設定し、オンボーディング済みウォレットの PRIVATE_KEY を記入してください。